会社を辞める上で避けては通れない「退職理由」。
退職理由はよく練らないと、引き留めにあったり円満退職できないことが。
本記事では荒波立てずに退職できる、おすすめの退職理由の例を紹介していきます。
会社を退職する理由としておすすめな例は？
退職理由によってはすんなりと承諾しても貰え、荒波立てずに退職できることがあります。
まずは円満退職しやすいおすすめの退職理由をいくつか紹介していきます。
違う仕事がやりたい
おすすめ退職理由として「違う仕事をやりたい、チャレンジしたい」が挙げられます。
意外と使う人も多いですね。
例としては次のとおり。
育てて頂いた今の会社には大変感謝しているのですが、学生の頃からどうしてもやりたかった仕事があります。
年齢的に最後のチャンスのため、退職させて頂きたく存じます。
こういったキャリアの変更に関しては、その人の人生となりますので、上司はあまり口出しできません。
特に若い方であれば早くからキャリア変更した方がいいため、「頑張れ」と後押しされることも。
家業を継ぐ、友人の事業を手伝う
「実家の家業を継ぐ」、「友人の事業を手伝う」などもおすすめの退職理由ですね。
例としては次のとおり。
両親が実家で飲食店を営んでいますが、この度私が家業を継がなくてはならない状況になってしまいました。
申し訳ありませんが、会社を退職させて頂きたく存じます。
家庭事情であれば、プライベートなことですので上司はどうこう口出す事ができず、比較的すんなりと退職できることが多いです。
また、たとえ嘘であってもそれを調べる上司はまずいません。
親の介護をする
「親の介護をする」、「親の病気の世話をする」なども、おすすめの退職理由ですね。
例としては次のとおり。
母親の介護が必要な状況になってしまい。
頼れる親族もおらず、私が実家に帰り介護をしなければなりません。
申し訳ありませんが、会社を退職させて頂きたく存じます。
こちらもプライベートな事ですのですんなりと退職できる事が多いです。
ただしあまりに年齢の若い方が「介護」と言い出すと疑われることもあります。
年齢が若い方は介護ではなく「大病を患った」など言葉を変えるのが良いでしょう。
学校に通う、資格の勉強をする
「学校に通う」、「資格の勉強をする」なども、望ましい退職理由ですね。
例としては次のとおり。
看護師になりたい夢がずっとあり、来年から看護系の専門学校に通う予定です。申し訳ありませんが、退職させて頂きたく存じます。
こちらも個人の人生のことですので、上司はあまりとやかく言えません。
ただし資格の学校の場合は、「仕事後や休日に勉強するんじゃだめなの？」などと突っ込まれる事もありますので注意です。
このように、上司が余り口が出せず、深入りできない退職理由であれば、すんなりと承諾してくれることが多いです。
会社を退職する理由としてNGな例は？
続いて退職理由としてNGな例、避けた方がいい例をいくつか紹介します。
職場や会社に不満がある
「人間関係が嫌だから辞める」、「残業が多いから辞める」、こういった職場や会社に対する不満を退職理由にするのはおすすめしません。
たとえば「人間関係が嫌なので退職させてください」と言われれば、上司や同僚はいい気分はしません。
また「今後改善していく」と改善を理由に引き留められることもあります。
仮に認められたとしても、周囲から冷たい目でみられ円満退職はできなくなるでしょう。
仕事が嫌なので辞める
「仕事が嫌なので辞める」、「仕事が向いていないので辞める」、こういった仕事自体を否定する退職理由も控えた方がいいですね。
上司も同僚もその仕事をしているわけですので、言われてよい気分にはなりません。
こちらも例え認められても、周囲から冷たい目でみられる事が。
仕事を辞めてゆっくりしたい
「疲れたので仕事を辞めてゆっくりしたい」、「田舎に帰って少しの間自分探しをしたい」、このような退職理由もおすすめしません。
この手の理由は大抵の場合引き留めに合います。
「何を甘えたこと言っているんだ」と取り合ってくれないことも。
直ぐに退職が必要な理由でもないため、退職理由としては弱いです。
またあなた自身の評価が落ちてしまうことも。
どんな理由であっても退職の拒否はできない
日本では法律上、「職業選択の自由」が認められています。
たとえどんな退職理由であっても、上司や会社はそれを拒否することはできません。
無理に会社に留めようとすれば、その上司や会社が法律で罰せられます。
とはいえ相談の範囲で「引き留め」を行うことは許されています。
それゆえに退職理由があやふやであったり、上手く伝えらえないと、引き留めに合い丸め込まれてしまうこともあります。
ですので出来る限り、相手も納得しやすい理由として伝えることをおすすめします。
嘘を付くではありませんが、多少であれば理由に色を付けても問題ありません。
まとめ
以上、会社の退職理由としておすすめな例となります。
退職理由次第では、上手く引き留められてしまったり、円満退職できなくなることもあるため、しっかりと練った上で挑みたいところです。
